イタリアより愛を込めて 04 [旅行記]
1日目の続き。ベネチア到着。
23:20
ヴェネツィア着陸、霧
-ものの30分で到着。
ヴェネツィア・テッセラ空港。
別名、マルコ・ポーロ空港。
ベネチア出身の偉人"マルコ・ポーロ"の名を冠した空港です(自分のiPhoneもこの名前にしました)
後程お会いする日本人ガイドさんの話では、通常はミュンヘンから飛行機で50分かかり、今回は遅延の影響でかなりスピード出したのではとのことでした。なのであのスリリングな離陸は今回限りだろうと思います(笑)
23:35
スーツケースと再会。
ロストバゲッジにあわず一安心。
それとニコニコ動画のりょんたんさんのイタリア旅行動画に映っていた、カジノ風の回転台。動画で見た事あるやつや!とテンションあがる(今回の一人旅を決めたきっかけとなった動画です。)
到着ロビーに出ると、日本人アシスタントのオバタさんが出迎えてくださいました。わたくしの名前がローマ字で書かれたボードを持っていらっしゃいました。久々に聞く日本語の安心感。
オバタさん「ではホテルへ行きましょうね。お一人ですよね」
猿島「はい。英語もロクに話せないのに一人旅なんです」
オバタさん「まぁーいいじゃないですか!勇気ありますね。私も若い頃はよく一人旅しましたよ。」
……猿島はもう、アラサーだから(笑)
この風景はニコニコ動画の、ぐあ@酒豪の人さんのイタリア旅行動画に映っていた、空港バス乗り場。おおこれも動画で見た事あるやつや!と更にテンションあがる(こちらも旅のきっかけとなった動画です。)
そして同行していたイタリア人男性に日本語で「こんばんは!」と話しかけられ、スーツケースを車のトランクルームへ。今回のツアーはホテル〜空港間のみ送迎があり(追加料金無し)、日本人アシスタントと専用送迎車といった内容。専用送迎ですよ。このプレミア感(笑) 前回の香港は空港で集合してから団体バスでしたからね。イタリア人男性の運転で車でベネチア本島へ向かいます。
ベネチアの事はご存知の方も多いかと思いますが、簡単にベネチア情報を箇条書き。
・通称"水の都"
・大運河のカナルグランデを中心に150程の運河と400程の橋がある。
・なので実際は街は小さな島の集合体
・ベネチアはイタリア語読みで、英語読みは"Venus"ベニス
・アドリア海の干潟に無数の"杭"を打って地盤を作り、その上に街が作られた。
・杭は街中を歩いていてもあまり見かけなかった。だが悔いはない。
・元からイタリア共和国の都市だったわけではなく"ヴェネツィア共和国"という独立国だった。貿易と商業と東地中海最強の海軍や高い造船技術(たった一日で一隻)によって栄える。現在のリアルト橋周辺がおもな中心地で富も集まり宮殿や豪邸が建造される。やがてオーストリアやイタリアに支配され現在に至る。
・ベネチアはロンドンよりも霧の溜まり場。全く知りませんでした。特に秋〜冬にかけてがピーク。だからか。
・アクアアルタ(高潮)にはあわず(先にばらすスタイルw)
23:58
ベネチア本島・ローマ広場にて乗り換え
ベネチア本島は自動車や自転車が入れません(というかそもそも道路が無い)ので、代わりに水上バスや水上タクシーや渡し船が交通手段です。今回は自分専用の送迎なので水上タクシー。今回はかかりませんでしたが普段は乗船料1万円ほどするそうです(ひやぁーー 笑)
船の運転手さんに支えられ乗り込みます。
船内がクラシカルで雰囲気がめっちゃいい。
船酔いして汚したら、どうしよう(笑)
運河を進みます。
本当に運河だらけ。
船用の信号もあります。
途中消防署を通りました。やはり車ではなく船で、建物内にまで水が引き込まれ、小振りで赤い消防船が係留されてます。
あとクリスマスが近いせいか、イルミネーションがあちこちに。
オバタさん「でもまぁ、日本の商業的なイルミネーションのほうが綺麗ですよ。なので、こちらはもうちゃちいです」
いやいや、半端なく綺麗ですって!!
(ただ割り増しで綺麗に見えていただけかも 笑)
夢のベネチア。
……うん、霧ばっかり(笑)
船旅も終わり。スキアヴォーニ河岸という海岸で水上タクシーを降り、ホテルまで歩きます。サンマルコ広場を突っ切ります。
めっちゃ美しい。
霧とイルミネーションがマッチして、とてつもなく幻想的な雰囲気。
ついに来たんだ夢の場所に、と。
何かこみあげるものがありました。
2016-12-07 Wed 00:35
日付が変わり、ホテル到着
送ってくださったオバタさんに通訳していただきながらチェックイン。このチェックインが不安だったんですが、現金のデポジットは不要、アシスタントの方が主に手続きしてくれるので非常に安心しました。
"ホテルサンマルコ"といいます。しかしここは元々泊まる予定ではなかったホテルです。当日急遽変更になりました。もちろん料金など変わりなし。
実はフロントと食堂を共用しているホテル同士でした。泊まったほうのホテルは階段降りたらすぐフロントと食堂なので、とても便利。ホテルの計らいで変更してくださったというわけです。
部屋は101号室。(日本と違い、1階は地上階、2階から1階……と数えます)
しかも部屋から運河が見えます。最高。
この日はすぐ寝ました。
しかしこのホテル変更が後日、猿島の心を揺さぶります……。
1日目、12/6 一人旅と霧
終わり。
★★★
次回予告。
ついに夢のベネチアに辿り着いた、猿島ジャック。
汗と努力と涙と、
情熱と勇気とパイナップルが押し寄せる。
孤独とメニューと尿意と戦う猿島を待ち構えていたのは…。
次回、イタリアより愛を込めて
「12/7 海と太陽」
この次も、サービスサービス♪
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