#154 海上マーケット [Minecraft・イマジニア]
みなさんこんにちは。猿島ジャックです。
Welcome to "Imagineer"!! This is a blog of Minecraft.
これはゲーム・Minecraft(マインクラフト)の建築日記です。
"イマジニア(Imagineer)"という名前のワールド。
異なるテーマエリアごとに区切り海や山や港町やアトラクション等を制作しています。こちらでは風景や地図や設計の裏話をお届けします。
そしてブログ再開、大変お待たせいたしました!!
この約半年間は「#153 港町のメイキング」にて画像のみの更新でした。骨組みや未完成で中途半端な状態を見せても記事に書くことがあまり無い…という理由からでしたが、予定通り春から本建築の段階に入ったので今回から再開です。よろしくお願いします!
★★★
◆あらすじと進捗
初めてブログを読む方もいると思うので、簡単に説明を。
2014年7月より、ワールド名"イマジニア"にて複数のエリアを制作開始。
現在は"火山が見える港町"というコンセプトの"ポートイマジニアエリア"を制作しております。
2017年1月から進めていた仮置き・基本設計が6割程度終わり、幾度もの設計変更とスランプを乗り越え、2019年2月から装飾を含めた本建築を進めています。なお一部は2019年7月に完成予定です。
◆地図
↓Before
↓After
◆今回は"海上マーケット"
関連記事:#69 水上マーケット
https://sarushimajack.blog.so-net.ne.jp/2015-08-09
今回は数年前に作った水上マーケットのリメイクです。
まずは画像から。設計や制作プロセスなど建築の裏話は後半に書きます。
◆海上マーケット
もしよかったら、建築の裏話も読んでいってくださいね!
◆建築の裏話。広さの確保に苦労。
当初、マーケットのイメージは「森の中の木造の倉庫に囲まれた市場」というものでしたが……、それ港町関係無いじゃん?(笑)それで立地は内陸側でした。
2017年5月、ミニチュア設計にて海に近づき運河沿いが建設予定地に。しかし思いのほかスペースを取る為なかなか場所が決まらず、どういう装飾なのか、また他の建物・水路との兼ね合いはどうするのかも未定な状況でした…。
ではなぜ"海側"に変えたのかというと……、①高さが抑えられ遠くの景色を遮らなくて済む②鮮やかで目立つ③港町なのでどうせなら港に寄せたかった……という理由です。
①の理由が大きくて、視界を開ける必要があった海岸線に作るのにぴったりでした。②は石レンガの船着場の前ということで人が集まる場所に市場があるべき…というストーリー性も少しあります。
海沿いに場所が決まってからは、水上マーケットのリメイクというのを意識しました。
しかし課題があって"狭いこと"。
それまではスリムな建物とその両側を運河に挟まれた立地でした。そこに市場をねじ込んだのでそりゃーー無理無いなと(笑)じゃあ運河をずらして市場を拡張しようとすると、運河の向こう側は歩道なので、全体の設計に影響が出てしまう…。なるべく船が出入りできるサイズ感で、という前提があり、海を埋めたく無かったのです。
ずらしたくないけど、広げたい…。
悩んでいるとふとアイデアが浮かびます。
二層構造です。
他の場所で地下水路を作っていた時のこと。元々決めてある歩道の直下に運河を作って"二層構造"にする案がありました。
試作した結果思いのほか良かったので、一気に仕上げました。運河を右にずらして出来た場所を埋め立て。
ずらしたくない歩道と運河を重ねる…。
こうして"二層構造"にすることでマーケットの広さを確保しました。
◆歩道橋
いつのまにか作ったもの(笑)初期段階では作る予定が無く、2019年頭に森の方へ運河を拡張するにあたり、運河を渡る必要がある為に作りました。森へと迂回する歩道よりも、ショートカットができて眺めも良い感じに……と自分自身に無茶振りした結果、こうなりました。
建築にあたり神奈川県横浜市の象の鼻パークにある遊歩道をモデルにしました。元々は貨物鉄道路線だったので途中カーブしながら下るところがあったり、ばっちり海も見えます。
途中にある吊り橋。吊り橋なのに石造りっていう(笑)元々運河を越える為のものでしたが、運河は歩道の下に移ったので"陸橋"となりました。橋自体はあくまでお試しで作ったものでしたが、壊さずに仕上げて正解でした。いいシンボルになったなぁと。橋の下がマーケットの入り口で、くぐると場面転換するようなイメージで作りました。
◆「水上マーケット」のリメイク
場所を確保し、歩道橋でアクセスも確保し、いよいよ市場作り。
リメイクということであちこちにディテールを引き継ぎました。
例えば砂岩ハーフブロックの照明や、カラフルなテントなど。思えば数年前に作ったものなので…、とくにテントのお店なんかは作ってる最中本当成長したなぁと我ながら感じましたね。
お店の基本的な形は、画像検索で見つけた海外マイクラ勢の方のものを参考にしました。
逆V字型を意識して、両脇は木材ブロック、天井や梁は柵。それらを店ごとに組み方を変えました。いやー楽しかったですね。
屋根は、黄緑が八百屋、水色が魚屋…といったように売っている商品に合わせて装飾しました。八百屋が初めて作ったものです。
緑のテントは共用の荷物置き場。このテントの形はたまたま出来たもので気に入ってます。
通路の上空にはコクリコットの旗(鉄の柵)と木の柵を張り巡らせました。空と調和するように淡い色のアカシアの柵を採用。
最後に照明を設置。特に歩道橋下のほんのり明るい感じが気に入ってます。
◆まとめ
今回は海上マーケットでした。水上マーケットのリメイクということで、素晴らしいテクスチャのおかげでリフレッシュしました(笑)お店の組み方やカーブする歩道橋や二層構造の運河など、ここ数年で培った新しい技術をフル活用したものに出来たかなと思います!
次回は、左の奥に映っていた街の一部をご紹介します。
ご覧いただきありがとうございました!
★★★
更新予定日は隔週日曜の予定です。
Twitter ID:sarushimajack
Welcome to "Imagineer"!! This is a blog of Minecraft.
これはゲーム・Minecraft(マインクラフト)の建築日記です。
"イマジニア(Imagineer)"という名前のワールド。
異なるテーマエリアごとに区切り海や山や港町やアトラクション等を制作しています。こちらでは風景や地図や設計の裏話をお届けします。
そしてブログ再開、大変お待たせいたしました!!
この約半年間は「#153 港町のメイキング」にて画像のみの更新でした。骨組みや未完成で中途半端な状態を見せても記事に書くことがあまり無い…という理由からでしたが、予定通り春から本建築の段階に入ったので今回から再開です。よろしくお願いします!
★★★
◆あらすじと進捗
初めてブログを読む方もいると思うので、簡単に説明を。
2014年7月より、ワールド名"イマジニア"にて複数のエリアを制作開始。
現在は"火山が見える港町"というコンセプトの"ポートイマジニアエリア"を制作しております。
2017年1月から進めていた仮置き・基本設計が6割程度終わり、幾度もの設計変更とスランプを乗り越え、2019年2月から装飾を含めた本建築を進めています。なお一部は2019年7月に完成予定です。
◆地図
↓Before
↓After
◆今回は"海上マーケット"
関連記事:#69 水上マーケット
https://sarushimajack.blog.so-net.ne.jp/2015-08-09
今回は数年前に作った水上マーケットのリメイクです。
まずは画像から。設計や制作プロセスなど建築の裏話は後半に書きます。
◆海上マーケット
もしよかったら、建築の裏話も読んでいってくださいね!
◆建築の裏話。広さの確保に苦労。
当初、マーケットのイメージは「森の中の木造の倉庫に囲まれた市場」というものでしたが……、それ港町関係無いじゃん?(笑)それで立地は内陸側でした。
2017年5月、ミニチュア設計にて海に近づき運河沿いが建設予定地に。しかし思いのほかスペースを取る為なかなか場所が決まらず、どういう装飾なのか、また他の建物・水路との兼ね合いはどうするのかも未定な状況でした…。
ではなぜ"海側"に変えたのかというと……、①高さが抑えられ遠くの景色を遮らなくて済む②鮮やかで目立つ③港町なのでどうせなら港に寄せたかった……という理由です。
①の理由が大きくて、視界を開ける必要があった海岸線に作るのにぴったりでした。②は石レンガの船着場の前ということで人が集まる場所に市場があるべき…というストーリー性も少しあります。
海沿いに場所が決まってからは、水上マーケットのリメイクというのを意識しました。
しかし課題があって"狭いこと"。
それまではスリムな建物とその両側を運河に挟まれた立地でした。そこに市場をねじ込んだのでそりゃーー無理無いなと(笑)じゃあ運河をずらして市場を拡張しようとすると、運河の向こう側は歩道なので、全体の設計に影響が出てしまう…。なるべく船が出入りできるサイズ感で、という前提があり、海を埋めたく無かったのです。
ずらしたくないけど、広げたい…。
悩んでいるとふとアイデアが浮かびます。
二層構造です。
他の場所で地下水路を作っていた時のこと。元々決めてある歩道の直下に運河を作って"二層構造"にする案がありました。
試作した結果思いのほか良かったので、一気に仕上げました。運河を右にずらして出来た場所を埋め立て。
ずらしたくない歩道と運河を重ねる…。
こうして"二層構造"にすることでマーケットの広さを確保しました。
◆歩道橋
いつのまにか作ったもの(笑)初期段階では作る予定が無く、2019年頭に森の方へ運河を拡張するにあたり、運河を渡る必要がある為に作りました。森へと迂回する歩道よりも、ショートカットができて眺めも良い感じに……と自分自身に無茶振りした結果、こうなりました。
建築にあたり神奈川県横浜市の象の鼻パークにある遊歩道をモデルにしました。元々は貨物鉄道路線だったので途中カーブしながら下るところがあったり、ばっちり海も見えます。
途中にある吊り橋。吊り橋なのに石造りっていう(笑)元々運河を越える為のものでしたが、運河は歩道の下に移ったので"陸橋"となりました。橋自体はあくまでお試しで作ったものでしたが、壊さずに仕上げて正解でした。いいシンボルになったなぁと。橋の下がマーケットの入り口で、くぐると場面転換するようなイメージで作りました。
◆「水上マーケット」のリメイク
場所を確保し、歩道橋でアクセスも確保し、いよいよ市場作り。
リメイクということであちこちにディテールを引き継ぎました。
例えば砂岩ハーフブロックの照明や、カラフルなテントなど。思えば数年前に作ったものなので…、とくにテントのお店なんかは作ってる最中本当成長したなぁと我ながら感じましたね。
お店の基本的な形は、画像検索で見つけた海外マイクラ勢の方のものを参考にしました。
逆V字型を意識して、両脇は木材ブロック、天井や梁は柵。それらを店ごとに組み方を変えました。いやー楽しかったですね。
屋根は、黄緑が八百屋、水色が魚屋…といったように売っている商品に合わせて装飾しました。八百屋が初めて作ったものです。
緑のテントは共用の荷物置き場。このテントの形はたまたま出来たもので気に入ってます。
通路の上空にはコクリコットの旗(鉄の柵)と木の柵を張り巡らせました。空と調和するように淡い色のアカシアの柵を採用。
最後に照明を設置。特に歩道橋下のほんのり明るい感じが気に入ってます。
◆まとめ
今回は海上マーケットでした。水上マーケットのリメイクということで、素晴らしいテクスチャのおかげでリフレッシュしました(笑)お店の組み方やカーブする歩道橋や二層構造の運河など、ここ数年で培った新しい技術をフル活用したものに出来たかなと思います!
次回は、左の奥に映っていた街の一部をご紹介します。
ご覧いただきありがとうございました!
★★★
更新予定日は隔週日曜の予定です。
Twitter ID:sarushimajack
2019-04-13 00:04